私たちは、すでにベトナムのカカオ豆を使ってチョコレート作りを始めたところだ。

今回は、顔が見える「ものつくり」としてカカオ農園を訪ね、相互交流を深める為に弾丸でベトナムを訪れてみた。

ベトナム・ホーチミン市内の雑踏(とにかくバイクが多く、クラクションの音が絶えない)を抜け、高速道路の快適なドライブを楽しみながら南に下る事約2時間 目的地のバリアブンタウ省へと・・・そしてタインさんのカカオ農園の門をくぐりました。

早速 可愛いワンコのお出迎えです。

右側の窓ガラスがある建屋は事務所で左側に白いビニールの屋根下にカカオ豆を乾燥するテーブルが見えます。

その奥の建物は、以前は、海外からの研修所として建設され、今では、空き家状態とのこと。

そしてその奥がカカオ農園・・・初対面です。

早速 大きいのがぶらさっがっています。

白いのでこれから茶色くなるのかなと思たのですがこういう品種のカカオとのこと。

いろいろと品種がある様です。

沢山 実がついてますね。

幹に実が成るとは思っていませんでした。

周りのカカオの木は、こんな状態で実が付いています。

1本の幹にこんなにたくさん実がついています。

こういう木が良いカカオの木ですね。

日々 品種改良に努力しています。

白いビニール袋に入っている物・・・何だかわかりますか?

そう 防虫剤のナフタリンなんです。

無農薬なので虫よけとしてナフタリンをぶら下げているのです。

肥料は、有機肥料です。

カカオの赤ちゃん?

こんなちっちゃな実がだんだん大きくなるんですね。

カカオ豆を割ったらトロッとした実が出てきました。

食べてみると甘酸っぱいフルーツですね。

美味しいです。

これは、カカオ豆を発酵させる木製の箱です。

2段になっていて最少に上段で50℃~60℃ぐらいで4日間ぐらい さらに下段にて1週間発酵させます。

バナナの葉っぱでカカオ豆を覆い、発酵させます。

鼻を近づけると刺激ある発酵臭ですね。

結構 きつい匂いです。

そして次は、天日干しになります。

天候にもよりますが約1週間~10日ぐらい乾燥するそうです。

生カカオのカカオニブ

干したカカオ豆を剥いて食べたら余り苦くなく美味しい!

生カカオ

ベトナムのカカオは、1997年から研究栽培され、カカオ農家さんは、2万ヘクタール、2000トンだったが現在は、年々、カカオ農家も少なくなり、1/4に減少しているとタインさんは、仰っていました。

カカオ農家さんのリスクとして1.発酵技術、2.品種改良、3.価格競争が挙げられます。タインさんは、これらのリスクを一つ一つ改善・改良重ね 今は、安定したかカカオを栽培してます。

カカオバター

カカオ豆の約50%は実はココアバター(カカオバター)と呼ばれる油脂なんです。

こんな塊になるんですね。

ココア

ココアも美味しい!

カカオワイン

自家製カカオワイン

甘くて口当たり良く、何杯でも行けそうです(笑)

タインさん、Sungelaの遠藤さん

私たちのチョコレートは、まだ 始まったばかりです。

チョコレートの原料であるカカオ豆の栽培方法や生産者とのface to face で安心・安全な商品を作っていきます。

カカオ農家さんを訪ねてますますチョコレート作りに意欲湧いてきました。